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ダクトとは

そもそも、ダクトとはどのようなものでしょうか。
ダクトは建物内の空気の排気・排煙、また吸気をするための装置です。
建物内の空気が滞ると、空気がよどみ、匂いや湿気の原因になります。
また、火を扱う場所でダクトがないと、普段の換気もさることながら、火災の際に排煙が出来ず、危険です。
ダクトは生活の中でさほど注目されるものではありませんが、日常において必要不可欠な装置なのです。

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ダクトの種類

ダクトは、建物内の空気の通り道(風道)ですが、いくつかの形があります。
主には円柱型の丸ダクト、四角形の角ダクトなどがあげられます。
各々の形には明確に機能性の違いがあり、空気の流れの速さに差が生じます。
丸ダクトは空気の流れが速く、角ダクトはそれに比して遅くなります。

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ダクトの材質・継ぎ

主には、亜鉛鉄板が使われます。厚みは、0.5~1.6ミリ程度で、系統・サイズに合わせて使い分けます。
他の材質としては、ガルバリウム鋼板やステンレス、塩化ビニルを用いることもあり、使用場所、耐食性、耐湿性に考慮して選ばれます。
ダクトは建物の構造に合わせて、ダクト同士を継いで設置していきます。継ぎ目はビス止めをし、密閉性を保つためにテープで巻きます。

設置工事

ダクトの多くは、建物の天井や裏に設置します。では、具体的にどのように設置するのでしょうか。
設計図に合わせて、ダクトを高い位置に置くために、ダクトに吊具を付けて天井に固定します。これを吊込といいます。
高い場所になりますので、作業者はテーブルリフトなどに乗って、作業を行います。
取り付け場所の見極めには熟練した経験が求められ、安全な施工のためにも大事な部分になります。

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